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移住体験談(旧移住者の声)

No.25 竹本さん(前居住地:熊本市)

移住後に見つけた趣味を通し、知り合いの輪を広げています

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 私は熊本県の富合町出身です。22歳の時に主人と結婚し、大矢野町にある主人の実家で暮らすようになりました。嫁いでからは、主人の実家で干しワカメを作ったり、田んぼや畑の手伝いをしていました。
31歳の時、近所にある介護老人福祉施設で働き始め、将来の役に立てばと思い、介護士とケアマネージャーの資格を取得し、26年間勤務しました。

 今は、仕事を2年前に辞め、車で富合町に住む93歳になる実母宅を訪れたり、熊本市内に住む3人の孫の世話を行ったりしています。そして、趣味に手芸と書道をやっておりますが、楽しくて仕方ありません。孫に自分が編んだ洋服を持っていくと、とても喜んでくれ、今年の夏もピンク色の糸を買ってあるので、今から喜ぶ孫の顔を思い浮かべながら、どんな洋服を作ろうかとワクワクしています。

  習字は昨年の9月に始めたばかりですが、「農村婦人の家」(※1)で月に2回、先生に指導を受けながら、今年の3月と6月の展示会にも出展しました。やはり目標があると楽しみも増すので、今後も展示会に出展していきたいと思っています。

 また、市の中央公民館が行っている「いきいき成人大学」(※2)にも参加しています。年に一度の視察研修が特に楽しくて、一昨年は天草市にウツボ料理を、昨年度は教良木の金性寺に精進料理を食べに行きました。講座に参加しているうちに知り合いも増え、そこで知り合った方から市で企画している「移住者女子会」(※3)のことを聞き5月に初めて参加しました。とても楽しかったです。「大矢野総合体育館」で開催されている体操教室にも週2回程度参加しています。ご近所の方から「楽しかよー、こんね?(楽しいわよ、来ない?)」と誘ってもらったことがきっかけです。そこで知り合った方から習字教室のことも教えてもらいました。

 移住後に趣味を見つけたり、知り合いを増やしたりする場が、市からもいくつか提供されているので、うまく活用するといいですね。

 外を出歩くことが多いですが、家では自宅前にある小さな畑で野菜や花を育てています。今の時期は、プチトマト、ナス、キュウリ、ゴーヤなど、秋になるとウコンの花も綺麗に咲き、季節毎にその風景の移り変わりを楽しんでいます。

 上天草市は海と山があり、自然豊かな場所です。五号橋からの眺めも素敵ですし、特にお気に入りは千巌山(せんがんざん)の桜です。毎年春になると、主人とお弁当を持って千巌山でお花見をしています。また先日、龍ヶ岳にあるミューイ天文台へ行ったところ、10月くらいまで夜は土星も見えると聞いたので、今度ぜひ行ってみたいです。

   移住してから40年近くになりますが、人は暖かくて居心地良く、日々表情を変える美しい景色に飽きることはありません。皆さんもぜひ上天草へ遊びに来てください。

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 ※1「 農村婦人の家」
14館ある公民館のうち、登立地区の公民館。公民館および「大矢野自然休養村」ではフラダンス、オカリナ、三味線、ヨガ、フラワーアレンジメント、英会話など様々な講座が用意されており、どなたでも参加できます。
<問い合わせ先>中央公民館:TEL0969-28-3361 

※2「いきいき成人大学」
市が提供する生涯学習講座。毎年7月以降の奇数月に開催し、視察研修以外は20歳以上の方であれば無料で参加できます。
<問い合わせ先>中央公民館:TEL0969-28-3361 

※3「移住者女子会」
市が提供する移住者の女性を対象とした交流会。移住者の女性であれば、どなたでも参加できます。
<問い合わせ先>企画政策課 政策推進係:TEL0964-26-5539

(H25.6.17)
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