多分、周りの人は「物好きなぁ~、校長あがりで軽トラに乗って百姓しよらすばい。」と好奇心の目で見ていると思います。
だけど軽トラは便利で楽しい乗り物です。
天草の教良木は中学校まで育ったふるさとです。そこで、定年退職したら天草に帰って田を耕してみたいという思いを魂や精神をすり減らす教職生活の中で持つようになりました。
すでに実家もなく約0.5haだけの田んぼしか残っていないという条件の中で百姓誕生を支えてくれたのは、かつての同級生達でした。月に2、3度、夜に5、6人で集まり、夜12時近くまで酒を飲みながら半世紀前の思いでや孫、年金等の同じ話を飽くことなくして楽しむ不良老人達です。
現在は、米を2ha、野菜を20aを耕作する新人百姓です。10年前に病気を患っていましたが、今ではすっかり元気になり、毎日しっかり働き、ぐっすり眠る生活の軽トラ人生を謳歌しています。